伝統を引き継ぐ左官職人集団

earth

左官職人が伝統工法の継承とともに、使い続けてきた「土や漆喰」
サスティナブルなだけでなく、多くの「ちから」を持っています。

室内の土・漆喰壁の「ちから」

調 湿 湿気の多い季節には土壁は湿気を吸い、乾燥した季節には水分を放ち空間を潤してくれます。
結露がない空間は、ダニ・カビ細菌を制御し、アレルギー症状が発症しにくい環境を作ります。
ホルムアルデヒド ホルムアルデヒドなどの有機化学物を吸収。発散を抑制する効果があり、シックハウス症候群の心配がいりません。
消 臭 家の中の嫌な生活臭を消臭します。ペット・生ゴミ・タバコなどの悪臭を吸着・分解し、空気をクリーンにします。
吸 音 土壁の粒子が話し声・掃除機・足音などの生活音の音漏れ・反射音を吸収し、軽減します。
防 火 天然の土や砂が主成分で無機質不燃物からなり防火性に優れています。漆喰は特に防火性が高く、建築基準法第2条9号において不燃材料に認定されています。万が一の火災時にも、一般的に使われるビニルクロス(壁紙)などの化学合成建材のように、有毒ガスを発生する危険性はありません。
蓄 熱 土壁空間は、温まりにくいが一度温まれば暖を保ち、冬の暖房効果が上がります。

外壁塗り壁の「ちから」

外壁は太陽からの紫外線や風雨など様々な力に耐える必要があり、変色や汚れ・傷などが付着しやすい状況にあります。

そのような外壁のメンテナンス周期と耐用年数は、素材によって変わってきます。現代の一般的な住宅に使用されている外壁材で
サイディングは約10年(約30年で張り替え)、塗装は塗料により約5~20年で塗り替えとメンテナンスは必ず必要となり、耐用年数も決まっています。

漆喰塗り壁も定期的なメンテナンスは必要です。しかし、大切に手を加えてゆけば、約30年~100年(下地による)と長い時間を耐えることができます。

蒼築舎では漆喰を手作りしています。

本漆喰は、蒼築舎倉庫にて糊を煮、スサをほぐし石灰を加え職人の手によって作られています。
昔から、社寺・仏閣・蔵などの壁に使用されてきました。
土佐漆喰は、普通の漆喰に比べ耐水性が強く色は黄みがかった白色に仕上がります。その強い耐水性が雨風当たる外壁にも適しています。
四国高知県の土佐漆喰工場にて大切に手作りされた漆喰を使用しています。

tradition

蒼築舎では土壁の伝統工法である竹小舞下地を今も行なっています。 竹小舞下地とは大工さんが建てた柱と柱の間に左官職人が割竹を縄で格子状に編み、土を塗り付ける下地を造ります。
その竹小舞の下地に藁と砂を加えた土を何層にも塗って壁を構成していく伝統工法です。
他にも土佐漆喰 なまこ壁・弁柄磨きによる竃(かまど)・黒磨きによる土蔵から、現代建築の研ぎ出し・洗い出ししあげまで
伝統工法を伝えながら今の建築に取り組んでいます。

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