2017年01月01日
ミラノのフォーリサローネで土の磨きを発信
2016年3月31日
イタリア生態学建築協会「ANAB (Associazione Nazionale di Architettura Bioecologica)」および、
イタリアで食育を中心とした教育活動を展開する「GEN(齋藤由佳子代表)」と共に、ミラノで土の磨きを発信。
2015年はミラノ万博に出展、さらにミラノ市、サルデーニャ島カリアリ市、サッサリ市で、
地元の赤土を使って大津壁を仕上げるワークショップなどを指導しました。
ミラノ市、レッジェエミリオ市、ブナ市では新しいデザインのカマドでご飯を炊くイベントを開催し、
大きな反響を得ました。それが、今回の動きにつながったきっかけです。
初めての試みとして行われたのは、土磨きのコンテスト「テッラ・ミガキデザイン(Terra Migaki Design)」です。
対象は土をメインとする磨きを使ったインテリアやプロダクト。
サスティナブルで新しいデザインを創造し、ひいてはイタリアと日本の文化交流を目指すもので、
優秀作には日本への旅行と日本の鏝が授与されました。
(2016年11月 優秀作に選ばれた方を日本に招き、日本地域文化研修旅行が行われました。)
2016年4月2日(土)〜17日(日)には、同名の展覧会「FUORISALONE 2016 テッラ・ミガキデザイン」を
開催(イタリア日本国交150周年記念事業に認可されました)。
フォーリサローネとは、世界中からデザインの関係者が集まるミラノサローネと同時期に
ミラノ市街で開かれる多種多様なイベントの総称。
イタリアの建築家やデザイナーと松木憲司が協同でデザインし、松木憲司が制作したかまどや、
「コヘッツイ」シリーズなどが展示されました。
会場は、工場跡地を再生したギャラリー、ファッブリカ・デル・バボーレ(FABBRICA DEL VAPORE via Procaccini 4, Milano)です。